研究機器

Research equipment

研究機器

<概論>

当社では、取り扱う商品カテゴリーの拡大と共に様々な研究機器を逐次導入し、新しい技術の開発を行っています。
こちらでは保有する研究機器の一部をご紹介します。

名称 : 真空乳化装置

機器名 アヂホモミクサー2M-5
メーカー プライミクス株式会社

乳液やクリームなど、乳化製品の開発に用いる機器で、工場設備をスケールダウンして最終製品に近い試作製品を開発します。

名称 : マイクロスコープ

機器名 デジタルマイクロスコープVHX-5000
メーカー 株式会社キーエンス

試験項目:泡の状態の評価試験

石けん、ボディソープ等を泡立てて、その泡をマイクロスコープで拡大し観察します。泡が細かく密に詰まっていると、使用時のクッション性が高く、肌への摩擦による刺激が少なくなります。

サンプルAとサンプルBの泡の写真を比較すると、サンプルBに比べサンプルAの方が細かい泡が密に詰まっていることから、サンプルAの使用時はクッション性が高く、摩擦による肌への刺激は少なくなります。

サンプルAとサンプルB

試験項目:肌状態評価試験

肌をマイクロスコープで拡大し観察し、肌の状態を評価します。低刺激性洗浄剤を4週間継続して使用する前と後の肌を拡大し比較を行いました。
使用前は白い部分が目立ち乾燥していますが、継続使用後は白い部分が目立たなくなり乾燥が改善していることが分かります。

低刺激洗浄剤の使用前と使用後

名称 : 泡評価装置

機器名 動的フォームアナライザDFA100
メーカー ドイツKRÜSS社

試験項目:泡の状態の評価試験

石けん・ボディソープ等の泡数を自動的にカウントし、時間の経過による泡数の変化を測定することができます。泡の数が多く、減少数が少なければ泡の持続性が高く、使用した場合泡のクッション性が高く、肌への刺激が少ない洗浄料であることが言えます。

サンプルAはサンプルBに比べ、30秒経過した後も泡数が多いことからより、摩擦による肌へ刺激が少ないと考えられます。

試験項目:泡の大きさの分布測定

石けん・ボディソープ等の泡の大きさの分布をグラフ化やビジュアル化することができます。細かい泡の比率が高いことで、きめ細やかでクリーミーなクッション性が高い泡であると評価できます。

サンプルAとサンプルB

名称 : 粘弾性評価装置

機器名 MCR302モジュラーコンパクトレオメーター
メーカー 株式会社アントンパール・ジャパン

試験項目:製剤の粘度評価試験

製剤の粘度を詳細に測定する装置です。この測定によって、乳液やクリームの延びやなめらかさ、泡の硬さや弾力性などの評価を行います。

複素数粘度(mPas) せん断ひずみ

名称 : マルチ皮膚計測器

機器名 キュートメーター DUAL MPS580
メーカー ドイツCourage+Khazaka社

試験項目:皮膚粘弾性測定装置

皮膚の粘弾性とは、皮膚の軟らかさのことです。年齢や紫外線等により、肌の弾力は低下するため、肌を、ハリがある状態に保つことが理想と考えられます。

洗浄前と洗浄20分後の皮膚の粘弾性を測定した結果、サンプルAは増加していますが、サンプルBサンプルCは減少しています。Aは、B・Cに比べて粘弾性があり、肌が柔らかい状態でつっぱり感や乾燥が抑えられていると考えられます。

名称 : 液体クロマトグラフ

機器名 液体クロマトグラフ Prominence
メーカー 株式会社 島津製作所

試験項目:医薬部外品の有効成分の定量試験・確認試験

当社では、医薬部外品を製造販売するにあたり、厚生労働省に医薬部外品製造販売承認申請を行い、厚生労働大臣の承認を得た後、製造、販売を行っています。

医薬部外品製造販売承認申請書の作成に際しては、配合している有効成分について定量試験と確認試験という2種類の試験を実施する必要があり、液体クロマトグラフの紫外可視分光検出器とフォトダイオードアレイ検出器により、同時に試験を行うことが出来ます。

また、工場において、日々、医薬部外品を製造するにあたり、申請書の内容に基づいて実施する、有効成分の定量試験と確認試験にも使用いたします。

名称 : レオメーター

機器名 CR-3000EX-S
メーカー サン科学株式会社

<概論>

比較的粘度の高い製剤(クリーム、バーム、ジェル)の硬さを測定し、
剤の取れ感、肌の上での伸び感等、官能評価の数値的指標として用います。

名称 : B型粘度計

機器名 TVB10形粘度計
メーカー 東機産業株式会社

<概論>

液体よりやや粘度の高いローション、コンディショナー等の粘度を測定し、
剤の流動性、肌の上での伸び感等、官能評価の数値的指標として用います。